セルジオ・ペレスが所属する自分のチームに向け、「待っているだけではマレーシアGPの再来はなく、一層の集中とスピードが必要だ」と呼びかけている。
「チームの全員が目の前の問題に集中して努力する必要がある。ザウバーのポテンシャルは高く、これをフルに引き出す努力が必要だ。去年の上海は前半とても良いレースが出来たが、終盤に他のドライバーと接触してペナルティを受ける羽目になった」
「上海の高速コーナーはザウバー向きだと思う。個人的には、ターン1から始まる切り返し区間の難しさが僕の好みだ。ロングストレートはあまり僕たちの得意とするエリアではないが、可能な限りポテンシャルを引き出してみたいと思う」
ダビデがゴリアテを倒した故事に喩えられたセパンでのパフォーマンスは記憶に新しい。だが、現状のザウバーは予選パフォーマンスとストレートスピードに相対的な問題が残る。ペレスがチームに改善を求めているのも、このあたりということだろう。