マイナーチェンジしたアウディ『A4』の最大のトピックは効率性である。
「この効率性とは、前モデルや競合車と比べ燃費が大幅に改善し、CO2排出量が減ったということです」とはアウディAGプロダクトマーケティングのイエンツ・ディートリッヒ・コトニック氏。前モデルと比較し20%燃費が改善したという。
具体的施策は2つ。まずひとつは「エンジンはスタートストップシステムが搭載され、それにより燃費が平均で100kmごとに0.4リットル削減されました」。そしてもうひとつが「電動パワーステアリングシステムの採用です。これにより燃費を最大で100kmごとに0.3リットル削減します。環境への負荷を軽減するとともに、ハンドリングがさらに良くなり、俊敏性も改善しています」。
そして、日本仕様には、180馬力と211馬力の2リッターTFSIエンジンから『S4』に搭載される333馬力を誇る3リッターTFSI6気筒エンジンまで3種類、トランスミッションはFFにはマルチトロニック、クワトロには7速Sトロニックが搭載された。コトニック氏は「日本市場向けのエンジンのすべてに最適なトランスミッションを設定しました」と、この組み合わせも、効率性向上に寄与するとともに、運転する楽しみを増していると自信を見せた。