川崎重工は27日、グループ会社のKCMが、米国の排出ガス規制に適合した新型ホイールローダ『85Z7』、『90Z7』を、4月1日より北米地域に向けて新発売すると発表した。
新モデルは、日立建機との共同開発であり、現行モデルのよさを踏襲しながらも、安全性、経済性、作業性能などホイールローダに求められるあらゆる点を全面的に見直し、グローバルマーケットにおけるニーズに答えている。
同モデルは、排出ガスに含まれる大気汚染の原因物質である窒素酸化物および粒子状物質を大幅に削減し、米国で定められている最新の「Tier4 interim」排出ガス規制に適合している。また、新しい油圧制御システム、エンジン出力制御などを採用し、現行モデルより作業性能を向上させつつも、10~20%の燃料低減を実現した。