サービスエリア、客単価が堅調に上昇する業態とは

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那須高原SA(下り)イメージ画像
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止まらないガソリン高のなか、サービスエリアなどの高速道路上の商業施設のレストランの客単価はわずかに上昇傾向にある。

社団法人日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査データによると、「その他」という業態に入るサービスエリアなどのレストランでは、2011年全体の客単価前年比が1.5ポイント上昇。客単価前年同月比では、震災のあった昨年3月でも2.5ポイント上回っている。

NEXCO東日本のサービスエリア・パーキングエリアの管理運営などを行うネクセリア東日本が22日に開催した「第6回 NEXCO東日本 新メニューコンテスト」では、決勝に進出したメニュー10種類のどれもが1000円を超えた。

今回のコンテストで優勝した東北道長者原SA(上り)の「六魂彩 - みやぎの詩」は、1500円。

サービスエリアには1000円を超えるメニューをそろえるフルサービスのレストランと、比較的早くて安い品を出すフードコートがあるが、こうしたコンテストにエントリーする事業者は、レストランがほとんど。

「レストランに限らないが震災直後はいったん利用者数・売上が落ち込んだが、現在は震災前と同等の数字を回復している」(同社)

「サービスエリアなどのレストランは、テナントなどが複雑に入り込んでいるので、すべてが『その他』の業態に入るとはいえないが、全体的には堅調に推移している」(同協会)

レストランの利用者について前出のネクセリア東日本は「子どもを持つファミリー層や、時間にゆとりのある年配の人たちがレストランに流れるようだ」と話していた。

《レスポンス編集部》

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