2010年にスウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズを買収して一躍有名になった中国浙江吉利控股集団(ジーリー ホールディンググループ)。同社が22日、自動車部門の2011年通期決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年比4%増の210億元(約2755億円)。純利益は、13%増の15億4000万元(約202億円)を計上した。
2011年の世界新車販売は、前年比1%増の42万1611台。中国国内では3%減の38万2011台と後退したが、海外では93%増の3万9600台と大幅増を記録する。中国国内では、中型セダンの最上級車、『EC7』が最も売れたモデルとなった。
同社は2012年の新車販売目標台数を、2011年実績比9%増の46万台に設定。同社は「工場の設備や新型プラットホーム、新技術の開発などに、大型投資を続けていく」と説明している。