三菱重工と米キャタピラー社、合弁事業を解消

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キャタピラージャパン Cat 312E
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三菱重工業は1日、同社が保有するキャタピラージャパン株式の全株をキャタピラージャパンに譲渡することで、米国キャタピラー社、キャタピラージャパンと合意したと発表した。

今回、譲渡されるのは発行済株式総数の33%で、譲渡額は365億円となる見通し。譲渡される時期は、2012年度第1四半期。

これにより、1963年以来続けてきた三菱重工とキャタピラー社の合弁事業は解消され、キャタピラージャパンはキャタピラー社の完全子会社となる。

今回の株式譲渡は、2008年に行われた出資比率の見直しに続くもの。同社はそれまで、キャタピラージャパンの前身である新キャタピラー三菱(SCM)株式の50%を保有していたが、その時の見直しにより、資本構成は三菱重工33%、キャタピラー社67%となった。残りの同社保有株式についても、一定期間を経てキャタピラー社側に譲渡するオプションを付与していた。

今回の合弁解消について三菱重工では、事業の選択と集中を進めたい三菱重工と、新興国市場を中心に事業のグローバル展開を加速したいキャタピラー社側の思いが一致したものとしている。

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