古河電工は28日、同社が保有する「リチウムイオン二次電池用電解銅箔の基本特許」に対する無効審判において、特許庁より特許が維持される判決が下されたと発表した。
同社は、電気自動車などで使用されるリチウムイオン二次電池の負極材向けに電池性能を向上させることができる電解銅箔を開発し、2005年に特許を取得。同社のリチウムイオン電池用電解銅箔「NC-WS」は世界シェア約40%で世界一。
当該特許について、2010年に特許庁へ無効審判が請求されていたが、今年2月17日付けで同社の特許が維持される判決が下された。