2011年12月19日、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社の一部資産を、同じくスウェーデンの自動車メーカーで、現在は中国の浙江吉利控股集団傘下のボルボカーズが買収するとの情報をキャッチした。
これは23日、スウェーデンのラジオ局、Sverige系のメディア、『Ekot』が報じたもの。同メディアが関係者から得た情報として、「ボルボカーズがスウェーデン国内のサーブ工場の生産設備を買収する」と伝えたのだ。
ボルボカーズの広報担当、Per-Ake Froberg氏は同メディアの取材に対し、「我々がサーブの一部資産に関心を持っているのは事実。現在、サーブの管財人と交渉中だが、詳細は話せない」とコメント。
サーブの生産設備を買収するボルボカーズの狙いは何か。同メディアによれば、この買収計画は親会社の浙江吉利控股集団の意向によるもので、サーブの生産設備を中国に移転し、活用する方針だという。