伝説の人物が語る「ベッテルは現代に蘇ったファンジオ」

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ファンジオ(1955年F1アルゼンチンGP)。マシンはメルセデスベンツW196R
  • ファンジオ(1955年F1アルゼンチンGP)。マシンはメルセデスベンツW196R
  • ファンジオ(1911〜95年)
  • ベッテル(2011年F1日本GP)
  • モス(2011年)

F1史上にその名を残す5冠のチャンピオン、ファン・マヌエル・ファンジオと1950年代にライバルとして競い、1955年にはメルセデスでチームメートになったスターリング・モスが、「ベッテルの強さはファンジオに比肩する」と語った。

「まさに現代のファンジオだ。彼の強さの理由は、天賦の才としか私には言いようがない。ベストである彼が、ベストの機材を与えられている事実もレースの神からの贈り物だと言うべきだろう」

「ファンジオは自らが欲する物をすべて手に入れ、私は残された物を手に入れたんだ(笑)」

では、イギリスを代表するジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンはどうなのか? 残念ながらモスによれば、「ベッテルだけが別格」なのだそうだ。

「ルイスは時々だが、予想しがたいことをやらかす。だから自分の金を賭けるとすればジェンソンになる。雨天のタイヤ交換のタイミングとか、判断力でジェンソンの方がルイスより優るというのが私の意見だ」

82歳のレーシングレジェンドは、ベッテルの人格やチャンピオンという立場での振る舞いにも感服しているそうだ。

《編集部》

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