東燃ゼネラル石油が発表した2011年12月期(通期)の連結決算は、営業利益が前年同期比544.8%増の2161億9100万円で、大幅増益となった。在庫評価方法を前連結会計年度まで採用していた後入先出法から、総平均法に変更した影響が主な要因。
売上高は同11.6%増の2兆6771億1500万円と増収だった。販売数量が減少したものの、石油製品及び石油化学製品の価格が前期に比べて高水準で推移したことが売上げを後押しした。
経常利益は同264.2%増の2127億4600万円、当期純利益は同317.3%増の1876億7200万円だった。
今期の通期業績見通しは、売上高が同0.9%増の2兆7000億円。2011年度実績に含まれていた在庫評価方法の変更による在庫関連利益1891億円がなくなる影響で、営業利益は同83.3%減の360億円。経常利益は同83.0%減の370億円、当期純利益は同77.4%減の300億円となる見通し。