小倉クラッチが発表した2011年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比20.4%減の6億9500万円となった。
売上高は同1.0%減の290億8500万円と小幅なマイナス。輸送機器用事業は、アジア市場を中心に販売は順調に推移したが、東日本大震災後の自動車メーカーの減産と一部でタイ洪水被害の影響もあり、円高の影響などから減収となった。
収益は、価格競争の激化や材料費の高騰などの影響から経常利益は同17.6%減の4億5700万円だった。当期純利益は同86.6%減の6900万円だった。
通期業績見通しは、輸送機器用事業などがグローバル市場で予想を上回り見込みで売上高は前回予想より1億円増の381億7000万円に上方修正した。
営業利益は材料費高騰や為替差損の発生の影響から前回予想より1億5000万円マイナスの5億5000万円、経常利益が4億2000万円マイナスの2億3000万円となる見込み。当期純利益は、特別損失として退職給付制度改定損を計上することから3億2000マイナスの1億3000万円となる見込み。