トヨタ紡織は、従来のケナフ活用技術を応用し、より軽量化したドアトリム、およびシートバックボードの基材を開発。新型レクサス『GS』に提供したと発表した。
新開発のドアトリム基材およびシートバックボード基材は、原料のポリプロピレン(PP)に、ケナフ繊維との親和性を高める添加剤を配合。PPとケナフの接合強度を高めることで、従来品比20%軽量化を実現した。
また、基材成形工程においては、基材のプレス成形と裏面の樹脂製構造物の射出成形を同時に行う樹脂部品同時成形工法を開発。生産効率の向上と裏面構造物の小型化、軽量化を図っている。