住友ゴム工業は8日、同社グループで中南米地域初となるタイヤ工場「スミトモ・ラバー・ドゥ・ブラジル」の起工式をパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市にある工場建設予定地で1月27日に実施したと発表した。
起工式には、パラナ州知事、ファゼンダ・リオ・グランデ市長など、現地州・市関係者、在クリチバ日本国総領事など総勢120人が出席した。
新工場は、乗用車用ラジアルタイヤを2013年10月から操業開始する予定で、生産能力は2016年末に月産2200トン。
ブラジルを中心とした中南米地域は、自動車産業が急速に拡大しており、これに伴って自動車用タイヤの需要も増加している。同社はブラジル工場の稼動により供給体制を強化し、中南米地域でのタイヤ事業の拡大に取り組む方針だ。