アストンマーチンは16日、中国の上海市に、同社としては中国最大規模のフラッグシップショールームを開業した。
このショールームは、最大で18台のアストンマーチン車が展示可能なスペースを備え、サービス部門も完備。バング&オルフセンのオーディオシステムやスイスの高級時計メーカー、ジャガー・ルクルトの製品も展示されるなど、現地の富裕層を意識した設計だ。
アストンマーチンは2008年、中国市場へ進出。現在、北京など6か所にディーラーを構え、2012年内には重慶など3か所に販売店をオープンさせるなど、成長戦略を描く。
中国を含むアジア地域でのアストンマーチンの2011年新車販売は、前年比103%増と大幅な伸び。同社のアジア太平洋担当ディレクター、マシュー・ベネット氏は「上海のショールームが、アジア地域における高級車ディーラーのベンチマークになるだろう」と述べている。