米国のAMPエレクトリックビークルズ社が2012年1月、デトロイトモーターショー12で初公開すると予告していたSUVタイプの新型EV。その正体が判明した。
これは21日、同社が明らかにしたもの。新型EVは、「クライスラーグループのジープ『グランドチェロキー』がベース」とアナウンスされたのだ。
このグランドチェロキーのEV、現時点で公表されているのは、蓄電容量37kWhという大型のバッテリーを積み、1回の充電で最大160kmが走行可能という点のみ。モーターのスペックは開示されていない。
同社は、米国オハイオ州に本拠を置くベンチャー企業。市販車をベースにEV改造を施すコンバージョンを手がけており、最近ではメルセデスベンツ『Mクラス』ベースのEVを米国市場で発売している。
AMPエレクトリックビークルズ社のスティーブ・バーンズ社長は、「テスラの4ドアEV、『モデルS』と同程度の価格で発売したい」と述べ、競合EVベンチャーへの対抗心を示している。