『リーフ』に10点を投票した。今回リーフほどインパクトのあるモデルがなかったこともありますが、インフラを含めて乗用車レベルでEVの先駆者となった功績を称える意味も大きくある。
それ以外の配点は悩みましたが欧州Dセグメントでプジョー『508』の乗り味に感動したので、これをベースに配点しました。
日産リーフ:10点
プジョー508:8点
ボルボS60/V60:4点
メルセデスベンツCクラス:2点
VWパサート:1点
リーフ以外でプジョー508を評価したのは、低速から超高速まで乗員や荷物の多少に関係なく卓越した乗り心地とハンドリングを見せたから。レーシングドライバーの立場から、こういうところに卓越したモデルを評価したかったから。さらに1.6リットルターボエンジンのトルクの厚さと燃費の良さに感動したから。
『Cクラス』の仕上がりも非常に高い。またボルボの安全に対する取り組みも評価したい。『パサート』の環境に対する仕上がりも高い。なので、この輸入4車への配点を行いました。
BMW『1シリーズ』は完璧なクルマです。しかし、このモデルを評価すると『プリウスα』も『フィットシャトル』も『デミオ』も『ミライース』も評価しなくてはならない。だからこの5台は切り捨て、上記のような輸入4台に集中しました。
松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい⇒「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践しスーパーGT最年長55歳の現役レーサー。今でも若者レーサーとバトルを演じるレベルを保っている。国内レースだけでなく海外レースにも多くの出場経験があり、これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。