小倉クラッチが発表した2011年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比14.5%減の5億7900万円と減益となった。
輸送機器用事業は国内で震災後の自動車メーカーの減産による受注減や円高の影響を受けたものの、海外でアジア市場を中心に販売が好調に推移してカバーした。売上高は同1.0%減の195億5300万円とほぼ横ばいだった。
収益では、価格競争の激化や材料費の高騰などにより採算が悪化し営業減益となった。経常利益は為替差損の減少の影響で同46.5%増の5億2800万円と増益だった。当期純利益は同1.4%減の3億6400万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。