フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは9日、同社初のプラグインハイブリッド車(PHV)のプロトタイプ、『レオン・ツインドライブ・エコモーティブ』を初公開した。
同車は、小型5ドアハッチバックの『レオン』をベースに、セアトが独自開発したPHV。そのシステムは、1.7リットル直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたもので、最高速170km/hの性能を備える。
また、EVモードでは最大52kmを、最高速120km/hでゼロエミッション走行可能。このおかげで、欧州複合モード燃費は58.8km/リットル、CO2排出量39g/kmと、優れた環境性能を実現した。
セアトはレオン ツインドライブ エコモーティブを用いて、スペイン国内での実証実験を予定。2015年から、PHVの量産に入る計画だ。同社のジェームズ・ミューア社長は、「セアトは顧客のニーズに応え、電動化技術を推進していく」と述べている。