経営危機状態が続くスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が、新たなつなぎ融資を獲得していたことが分かった。
これは20日、サーブの親会社、スウェディッシュオートモビルが明らかにしたもの。同社の発表によると、サーブは米国の投資会社、ノースストリートキャピタルから、6000万ドル(約46億円)のつなぎ融資を受けることになったという。
このノースストリートキャピタルに関しては9月29日、スウェディッシュオートモビルが旧スパイカーカーズのスポーツカー事業を、約3200万ユーロ(約34億円)で売却すると発表している。
また今回、ノースストリートキャピタルは、スウェディッシュオートモビルの株式238万6635株を、1株当たり4.19ドル(約322円)で購入する契約を締結。スウェディッシュオートモビルは、「株式の購入は21日、つなぎ融資実行は26日」との見通しを示している。