三菱ふそう キャンター 新型をポルトガル工場で生産開始

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新型キャンター(欧州仕様車)
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三菱ふそうトラック・バスは17日、ポルトガルのトラマガル工場(MFTE:三菱ふそうトラック・ヨーロッパ)で欧州市場向けの小型トラック新型『キャンター』の生産を10月14日から開始したと発表した。

ポルトガルでの生産開始は、新型キャンターとしては初の海外KD(ノックダウン)生産となる。生産開始を記念して同日には、ポルトガルの経済大臣、ダイムラー幹部、三菱ふそうの鈴木会長が出席し生産開始のセレモニーを実施した。

欧州市場向け新型キャンターは、トラマガル工場で生産され、30カ国以上で販売される予定。為替が円高で推移していることもあってエンジン、アクスル、サスペンション、ブレーキ、タイヤなど、金額ベースで約50%以上の部品を欧州各地のサプライヤーから調達して為替リスクを分散した。

MFTEのトラマガル工場でのキャンターの生産は1980年に開始、累計約16万台を欧州各国に販売している。同社は、ヨーロッパ地域以外への輸出も視野に入れ、生産能力の拡大を検討している。

三菱ふそうは今後も新型キャンターを、欧州をはじめとする主要海外市場に展開する予定で、2012年末までに40カ国以上の新規市場に導入する予定。

《レスポンス編集部》

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