タイ洪水、日本企業の現地法人に被害広がる

自動車 ビジネス 企業動向

タイの洪水で、同国に拠点を置く日系企業に被害が出ている。日本金属、ミネベア、古河電気工業、ミクニはそれぞれ、14日に次の通り発表した。

●日本金属の、冷間圧延ステンレス鋼帯の切断加工・販売を手掛ける子会社のニッポン・キンゾク(タイランド)が被害を受けている。工場のあるロジャナ工業団地で立ち入りが制限されている。

●ミネベアはタイにある5工場のうち、3工場が操業停止、1工場が部分操業。

小型モーターや電子機器を製造するロッブリ工場は操業。ボールベアリング、機械加工品、電子機器などを製造するバンパイン工場では浸水はなく、14日から昼間のみ操業。

ボールベアリングを製造するアユタヤ工場は停電と断水で7日から操業を停止している。浸水はない。ダイキャスト部品を製造するロジャナ工場は浸水で7日から操業を停止している。工業団地は閉鎖されており、復旧時期は未定。小型モーターを製造するナワナコン工場は浸水していないものの危険地域に指定され、14日午後から操業を停止した。

●古河電気工業は、ロジャナ工業団地にある同社子会社4拠点が浸水し、操業を停止している。

●ミクニは、アユタヤ県ハイテック工業団地にある同社グループ現地法人ミクニ(タイランド)が被害を受けている。安全を優先し11日午後から操業を一時停止していたが、14日に、工業団地が冠水し被害を受けたと発表した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集