インド新車販売、3か月ぶりに増加…9月実績

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インド自動車工業会は10日、インド国内の9月新車販売の結果をまとめた。商用車を含めた総販売台数(輸出を除く)は、28万8804台。前年同月比は5%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。

全販売台数のうち、乗用車は21万8170台。前年同月比は1%増と、こちらも3か月ぶりの前年実績超えだ。商用車は18%増の7万0634台と、好調な販売を維持している。

インド新車市場が回復傾向を見せる中、トップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは9月、インド国内で7万8816台を販売。前年同月比は17.2%減と、4か月連続のマイナスとなった。これは、主力工場のストライキの影響だ。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』などが、トータル6万6667台を販売。前年同月比は17.8%減と、引き続き落ち込む。

一方、トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)の9月インド新車販売は、1万2807台。前年同月比は105%増と、7月の99%増、8月の84%増を超える高い伸びを示した。

販売好調の要因が、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクトカー、『エティオス』。同車は9月、トヨタのインド販売の46%に当たる5926台を販売した。その内訳は、セダンが2951台、2011年6月末に投入したハッチバックの『リーバ』が2975台だ。

《森脇稔》

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