アウディは10日、9月の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は、9月としては過去最高の12万0200台。前年同月比は17.1%増と、引き続き好調だ。
市場別では、欧州が前年同月比9%増の6万7200台。このうち、地元ドイツは7.5%増の2万0002台だった。アウディによると、ドイツでは『A1』や『A6セダン』が支持されたという。
ドイツに続いたのは英国で、前年同月比15.7%増の1万8653台。イタリアは0.9%増の5713台、スペインは9.7%増の2634台と回復。フランスは8.6%減の4949台と不振が続くが、ロシアは24.6%増の2003台と好調を維持している。
アジアパシフィック地域では、前年同月比32.8%増の3万5700台をセールス。このうち、中国(香港を含む)は33.2%増の2万9476台だった。米国は9725台を売り上げ、前年同月比は19.3%増。現地では7月に新型を投入したA6セダンが、前年同月比42.8%増の1124台を販売した。
同社のペーター・シュヴァルツェンバウアー販売担当取締役は、「とくに中国での販売が好調で、10月初旬の時点で2010年の実績を上回った。2011年通年では過去最高の30万台突破を狙う」とコメントしている。