三菱益子社長、2011年度下半期の国内生産計画の見直しに着手…円高受け

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三菱自動車の益子修社長は6日、長期化している歴史的な円高水準を受けて、2011年度下期の国内生産計画の見直しに着手したことを明らかにした。益子社長は同日開いた新車発表会後、一部報道陣に対し語った。

益子社長は当初9月末までに期間従業員800人増員する計画だったものを「思い切って従来の方針を変えて、半分にした」ことを明らかにした上で、「今まで何とか利益が出ていたものでも、(円高の進行で)利益が出ないもが当然出てくる。それでもやらざるを得ないもの、やってはいけないもの、やらなくていいもの、この仕分けを徹底的に国別、モデル別でやっている」と述べた。

下期の具体的な国内の生産計画については「落とすかどうかこれから決めるが、少なくとも仕向け地とか、モデルによっては当初の計画とは違った対応をせざるを得ないなと思っている」との考えを示した。

三菱自動車は8月に開いた第1四半期決算発表会で、下半期の国内生産に関して前年同期実績を約2割上回るとの見通しを示していた。三菱の2010年度下半期の国内生産実績は31万3000台。

《小松哲也》

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