プジョー・シトロエン・ジャポンは、シトロエンの3ドアハッチバックモデル『DS3』のスペシャルチューンモデル、『DS3レーシング』の受注予約を9月5日から開始した。
チューンモデルはDS3の市場での成功を記念してWRC(世界ラリー選手権)で5回のマニュファクチャラーズタイトル、6回のドライバーズタイトルを獲得したシトロエン・レーシングのエンジニアが開発を担当した初めての市販モデル。
2010年10月のパリモーターショーで世界限定1000台を発表したが、各国のマーケットから追加販売の強いリクエストを受け、2011年、2000台の追加生産を決め、日本市場には35台が輸入販売される。
エクステリア及びインテリアには、カーボンパーツを随所に採用する。専用のボディカラーコンビネーション(ノアール オプシディアン+オレンジ、ブラン バンキーズ+グレー)、専用ルーフステッカーを装備する。
さらにスペシャルアイテムとしてフロントダブルシェブロン&グリル、ドアミラー、ダッシュボードまでルーフカラーと同色とする。
搭載されるエンジンは、1.6リッターツインスクロールターボエンジンにターボチャージャーやコントロールユニット、エキゾーストなどに大幅な専用チューニングを施し、最高出力はノーマルの156psから207psへと約33%アップ、最大トルクは240N・mから275N・mへと約15%向上した。
このほか車高を15mmローダウンするとともに、トレッドを30mm拡大、さらに足回りに専用ダンパー&スプリングを採用するブレーキも専用4ピストン・キャリパーと大径ディスクローターによって強化する。タイヤはブリヂズトンの「ポテンザRE50」、ホイールは18インチアロイホイールを採用する。
価格は360万円。