インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは1日、8月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は9万1442台。前年同月比は12.7%減と、3か月連続で前年実績を下回った。
9万1442台の販売台数の内訳は、インド国内が7万7086台。前年同月比は16.8%減と、3か月連続のマイナスだ。一方、輸出は18.5%増の1万4356台と、11か月ぶりに回復した。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、トータル6万3296台を販売。前年同月比は19.2%減と落ち込んだ。
Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万2500台を販売。前年同月比は11.7%減と、2か月連続のマイナスとなった。
マルチスズキは、8月のインド新車販売が落ち込んだ理由として、「マネサール工場で8月29日まで、ストライキによる操業停止があったため」と説明している。