電子情報技術産業協会が29日に発表した民生用電子機器の7月出荷金額は、前年同月比16.9%増の3355億円と2か月連続でプラスとなった。
分野別では、映像機器国内出荷金額は同27.0%増の2640億円と3か月連続でプラスとなった。アナログ停波に伴う地デジ特需で大幅に増加した。音声機器国内出荷金額は同14.1%減の119億円と7か月連続でマイナスとなった。カーAVC機器国内出荷金額は同8.6%減の596億円と11か月連続でマイナスとなった。
カーAVCの製品別の出荷動向によるとカーオーディオは、カーステレオ本体(カセット)が同26.3%減の7000台、カーCDプレーヤが同12.6%減の33万台となった。
カーカラーテレビは同25.3%増の6万台と2か月連続でプラスとなった。車載テレビも地デジ化特需が本格化している。カーDVDは同22.3%減の2万台と6か月連続マイナスとなった。
カーナビゲーションシステムは同1.9%減の52万4000台と10か月連続でマイナスとなった。ソース別構成比は、CD/DVD-ROMタイプが5.5%、HDDタイプが28.9%、フラッシュメモリその他が65.6%だった。また、フラッシュメモリその他の内数であるPNDは同9.4%増の11万4000台となった。
ETC車載ユニットは同28.2%減の22万1000台と2か月連続でマイナスとなった。