経営不安定状態が続くスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社の従業員が所属する有力労働組合が、サーブの破産を申請する可能性が出てきた。
これは24日、『ブルームバーグ』が報じたもの。同メディアの取材に応じたサーブの有力労働組合、IFメタルとユニオネンの2組織は、「賃金支払いがこれ以上遅れれば、裁判所にサーブの破産を申請するつもりだ」と話したという。
6月以降、サーブの従業員に対する賃金支払いは遅延。8月分の支払いに関しても23日、サーブは当初予定の26日に支払えないと従業員に告知している。
IFメタルとユニオネンの2組織は、「賃金支払いが2週間以上遅れれば、我々はサーブの破産を申請する」と、同メディアに語ったとのことだ。