現在、市販車の世界最速記録を保持するブガッティ『ヴェイロン』。同社のトップが、この最高速記録を死守する意向を示した。
これは16日、英国の自動車メディア、『car』が伝えたもの。同メディアの取材に応じたブガッティのヴォルフガング・ドゥルハイマー社長兼CEOは、「ヴェイロンの最高速記録が破られたとしても、すぐに奪還するつもりだ」と話したという。
ブガッティは2010年7月、『ヴェイロン』の進化形、「16.4スーパースポーツ」で最高速チャレンジを行い、431.072km/hというギネス世界新記録を打ち立てた。
ところが、米国シェルビースーパーカーズ(SSC)社が、2011年7月、新型スーパーカー『トゥアタラ』の概要を公表。ヴェイロンのギネス記録、431.072km/hに挑むと宣言していた。
今回のドゥルハイマー社長兼CEOの発言は、ヴェイロン後継車の開発を示唆したものと受け取れる。431km/hオーバーの性能が与えられると見て良さそうだ。