【フランクフルトモーターショー11】VWの次世代コンパクト、up! 市販版がデビューへ

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フォルクスワーゲンup!
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フォルクスワーゲンは21日、新型コンパクトカーの『up!』の概要を明らかにした。実車は、ドイツで9月に開幕するフランクフルトモーターショーで披露される。

up!は、2007年のフランクフルトモーターショーに出品されたコンセプトカーの市販版。小さな車体に広い室内空間を備え、燃費性能の高いエンジンを搭載。フォルクスワーゲンのグローバル戦略コンパクトに位置づけられる。

ボディサイズは、全長3540×全幅1640×全高1480mm、ホイールベース2420mm。同社の『ポロ』(全長3995×全幅1685×全高1475mm、ホイールベース2470mm)と比較すると、up!は455mmもコンパクトだ。

それでいて、2420mmのホイールベースは、ポロに対して50mm短いだけ。極めて高効率なパッケージングの採用により、大人4名がゆとりを持って乗車できる空間を実現している。

エンジンは、新世代のガソリン3気筒を新開発。このユニットは1.0リットルの排気量から、最大出力60psまたは75psを発生。アイドリングストップなどを含むブルーモーション仕様の場合、欧州複合モード燃費23.8km/リットルを達成する。

なお、コンセプトカーではリアに置かれていたエンジンは、フロントへ移動。駆動方式はFFとなる。

up!の欧州市場での発売は12月。装備の違いによって、「take up!」、「move up!」、「high up!」の3種類が設定される。2013年には、EVバージョンが追加される予定だ。

《森脇稔》

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