現在、世界で唯一、市販車にロータリーエンジン搭載車の『RX-8』を用意しているマツダ。そのマツダの次世代ロータリーエンジンが、大きな危機に直面していると情報をキャッチした。
これは8日、米国の自動車メディア、『WARDS AUTO』が報じたもの。同メディアの取材に応じたマツダの藤原清志執行役員(商品企画&パワートレイン開発担当)は、「社内で経営資源を有効活用するための事業見直しを進めている。次世代ロータリーエンジンの開発を続けるべきかどうかも、議題のひとつだ」と語ったという。
マツダの次世代ロータリーエンジンは、2017年には市販車に搭載されると見られていた。しかし今回の報道は、SKYACTIVに代表される環境技術への投資が、優先されると受け取るべきだろうか。
藤原清志執行役員は、「ロータリーエンジンがマツダの魂のひとつであることに変わりはない」とした上で、「SKYACTIVが成功すれば、次世代ロータリーの開発に資金を回せるだろう」とコメント。果たして、ロータリーエンジンの未来は?!