GMは5日、中国における7月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は17万3398台。前年同月比は1.8%減とマイナスに転じた。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。7月実績は、上海GMが前年同月比14.4%増の9万1818台。一方、SAIC-GMは前年同月比14%減の7万7944台にとどまった。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比17.1%増の4万6154台をセールス。小型セダンの『クルーズ』やコンパクトカーの『アベオ』、SUVの『キャプティバ』を中心に人気を集める。
ビュイックブランドは、前年同月比15.4%増の5万0265台。ミニバンの『GL8』が45.7%の大幅増を記録。ロワミディアムセダンの『エクセル』やアッパーミディアムセダンの『ラクロス』も好調だった。
キャデラックブランドは、前年同月比76.1%増の2365台を販売。クロスオーバーの『SRX』が、全体の約3分2を占めている。
GMの2011年1-7月中国新車販売は、前年同期比4.4%増の144万6901台とプラスを維持。GMは7月販売の後退の要因について、「乗用車は好調だったが、商用車が落ち込んだため」と説明している。