21日、クライスラーグループの株式の53.5%を取得し、同社を子会社化したフィアット。両社の経営統合に向けた動きが加速している。
28日、フィアットが発表したところによると、フィアットとクライスラーグループは、共同経営チームを発足。これは、両社の意思決定の場を一本化するのが狙いだ。
9月1日付けで、グループ執行協議会を設ける。これが取締役会を除けば、事実上、最高の意思決定機関の位置づけだ。そして、北米、南米、アジアなど世界4地域と、3事業の合計7部門のそれぞれに、COO(最高執行責任者)を置く。
フィアットとクライスラーグループを率いるセルジオ・マルキオンネCEOは、「両社の経営統合を進めていく」とコメントしている。