日産田川執行役員、通期予想不変も「第一歩は高い」

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ジャカルタモーターショー11、日産スタンド
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日産自動車は27日、今期(2012年3月期)の通期業績予想について6月23日に発表した営業利益4600億円などの数値を当面維持すると明らかにした。

田川丈二執行役員は同日の第1四半期(4〜6月期)決算発表の席上、「先月発表したばかりでもあり、通期見直しについては上半期の決算発表時に判断したい」と述べた。

同社の第1四半期は、世界販売が11%増加するなどにより、減益となったものの好業績を確保した。東日本大震災による生産への影響は少なく、むしろ前年同期比で1ドル10円余りの円高が減益の主因となった。

田川氏は「550億円に及んだ円高の影響がなければ、営業利益は2割強の増益になった」と説明した。そのうえで「今期の第一歩が高いレベルとなったのは事実」と評価し、通期の業績上方修正への手応えを示した。

《池原照雄》

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