【パナソニック ゴリラ CN-GP710VD】16GB大容量SSDとワイドVGA採用、ポータブルナビのハイエンドモデル

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パナソニック『ゴリラ』CN-GP710VD/GP510VDに新採用された電子ガイドブック「るるぶDATA」
  • パナソニック『ゴリラ』CN-GP710VD/GP510VDに新採用された電子ガイドブック「るるぶDATA」
  • 「ゴリラ」初のワイドVGA化を実現した7型モデルのCN-GP710VD
  • 交差点拡大イラストもワイドVGAの恩恵でリアルかつとても見やすい。
  • 解説文は文字の大きさを4段階に切り替えが可能。写真サイズも拡大できる
  • 検索して表示した画面。「見る」「遊ぶ」ではほとんどが写真付きで表示された
  • 【パナソニック ゴリラ CN-GP710VD】16GB大容量SSDとワイドVGA採用、ポータブルナビのハイエンドモデル
  • GP710VD/SP710VL
  • 自車位置アイコンはクルマだけでなくゴリラや靴など、様々選べる。

『ゴリラ』への統合とワイドバリエーション展開

パナソニックと三洋電機の合弁に伴い、カーエレクトロニクスも両社の部門が統合された。ポータブルナビ(PND)については、『旅ナビ』に加えトップシェアを持っていた三洋の『ゴリラ』を継続し、AV一体機についてはパナソニックの『ストラーダ』という3体制となる。

“パナソニック ゴリラ”へチェンジを果たして2011年の夏に登場したモデルはなんと13機種にもおよぶ。その中でもハイエンドモデルとしてラインナップに加わったのが『CN-GP710VD』だ。7インチワイドVGAに16GBのSSDを搭載し、最大3年間の道路マップ無料更新、旅行誌『るるぶ』のガイドブックデータを収録するなど、AV一体機に匹敵するナビゲーション機能が売りとなっている。

◆PNDトップレベルの表現力と情報量

それぞれにこの新モデルに採用された特徴点を上げていこう。まずワイドVGAは、従来のワイドQVGAに比べておよそ3倍の解像度を持ち、道路や文字などの表現力・視認性が格段にアップ。バックライトにはLEDを採用しており、高輝度でメリハリのある描画が特徴だ。

16GBのSSDには電話番号3850万件、住所地番3500万件、名称850万件など豊富なデータベースを収録、さらに4段階の市街詳細図と歩行専用地図データも搭載されている。従来のゴリラで採用されてきた音楽や動画などを保存する「Myストッカー」も引き続き採用されている。

また3年間の道路マップ更新は、2014年7月31日までが無償更新の対象期間。配信データは1年間に6回更新され、道路地図・音声案内・案内画像が含まれる。方法は、PCを用いたSDカードによる更新だ。なお、検索データや市街詳細図などを合わせた全データ更新は有償になる。また新たに検索データに追加採用された「るるぶデータ」は全国約3万3000件の観光スポット情報を収録。GP710VDにはバッテリーも搭載されているので、出先の観光でるるぶデータを参照しながら散策、という使い方もありそうだ。

◆「かゆいところに手が届く」新機能も搭載

これまでのゴリラで定評だった自車位置精度へのこだわりにも余念はない。0.2秒ごとの自車位置検出、上下センサー/左右センサーそして3軸の加速度センサーなどを加味した高精度測位を実現している。また起動後の測位を高速化した「クイックGPS」、高性能CPU採用によるレスポンスも特長だ。

また、新モデルGP710VD/GP510VDから目的地までピンポイントでガイドする細街路探索も充実。これまでは細街路に目的地がある場合、目的地手前で案内が終了していたが、ドアtoドアでのルート案内を行う。また、時間規制も考慮して案内するので、規制時間帯に進入禁止路へ誤って入ってしまうトラブルも未然に防いでくれる。また走行したGPSログは本体に収録される機能も新たに追加された。形式はKMLとNMEAから選択できる。一見地味ではあるが、使い勝手をアップにするこうした改良もしっかりと行われている。AV一体機からの買い替え派も満足できる仕上がりと言えるだろう。

「従来のオーディオやAVNはそのままにナビゲーションを追加したい」「初めてのナビとして購入したい」「インパネのデザインを変えずに取り付けたい」といった層を中心に依然として根強い支持を持つPND。パナソニックとしては、今回のラインナップ強化でより幅広いニーズに対応して、トップシェアの座を盤石なものにしていく構えだ。

《レスポンス編集部》

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