日産自動車のカルロス・ゴーン社長は27日に発表した2011年度から16年度までの新たな中期経営計画「日産パワー88」の期間中に、グローバルで51の新モデル(全面改良含む)を投入すると明らかにした。
日産およびインフィニティブランドの合計数であり、ゴーン社長は期間中に「平均6週間ごとに1車種の新モデルを投入する」と説明した。11年度末の時点で世界に投入しているモデル数は66車種となり、世界各市場でのセグメントの92%をカバーできるとしている。
一方で、モデル数自体は効率を高めるため、現状の64から2モデルの増加にとどめる。成長市場向けエントリーカーや環境対応車の拡充、インフィニティの増強など、モデルミックスの再編成を進める方針だ。
ゴーン社長は期間中に「13モデルを廃止し、15の新モデルを投入する」と表明した。車種統合による廃止にも取り組み、『クエスト』と『エルグランド』、また『ティアナ』と『アルティマ』をそれぞれ統合する計画だ。