フォードモーターは16日、中国の重慶に5億ドル(約400億円)を投じ、同社としては現地2番目となるエンジン工場の建設を開始した。
この工場は同社の中国合弁、長安フォードマツダが建設するもの。2013年に稼働予定で、工場が完成すれば、同社の中国におけるエンジン生産能力は、現在の2倍以上の年間75万基に拡大する。
新工場で組み立てられたエンジンは、フォードの現地生産車に搭載。排気量などの詳細は明らかになっていないが、燃費性能に優れる小型車用エンジンと見られる。
同社は4月、2015年までに中国市場へ15の新型車を投入すると宣言。フォードチャイナのジョー・ハインリッチ会長兼CEOは、「中国事業のさらなる拡大に向けて、新エンジン工場を建設する。今後も燃費のいい新車を中国の顧客に届けていく」と述べている。