東日本大震災の影響による減産が続くトヨタ自動車。その北米工場では、9月には通常の生産ペースに回復する見通しとなった。
これは16日、米国トヨタ販売が明らかにしたもの。同社によると、トヨタの北米における生産拠点では、9月から100%の生産体制に戻る見通しが立ったという。
現在のトヨタの北米生産量は、通常の約8割。6月6日から、北米現地生産モデル12車種のうち8車種については、本来の生産ペースに回復していた。
米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「当初計画よりも前倒しでの生産回復は、トヨタの生産部門の結束力を示すもの。彼らの努力によって、全米のトヨタディーラーは、通常の販売体制に戻れる」とコメントしている。