日産自動車の片桐隆夫副社長は15日、国内の新車販売について「確実に改善の兆しはある」との見通しを示した。片桐副社長は同日、本社で開いた新車発表会後、一部報道陣に対し語った。
片桐副社長は「消費者のニーズもそうだが、それ以前に供給面が日に日に改善してきているので、例えば4月、5月と登録台数、全体需要をみても前年比が上がってきている。当然6月はもっと改善されていく」と述べた。
さらに「各社が宣伝を始めたり、新型車を出してきていることもあり、消費者の動きも徐々に出ている。受注レベルも、補助金があった去年のレベルまでまだいってないが、今月に関していうと、前年比でみても少しずつ良くなっている」とも指摘した。