ホンダの池史彦取締役専務執行役員は14日、2012年3月期の設備投資や研究開発費について「世界の需要は2輪車、4輪車とも旺盛であり、今後の成長に向け強化拡充していく」と強調した。
同日発表した連結ベースの設備投資は前期比38%増の4300億円、研究開発費は14%増の5550億円と、いずれも大幅な増額とした。設備投資は2輪車のインドやインドネシアでの能力増などを中心に振り向ける。
また、研究開発費は次世代商品や環境技術の一層の強化に資源投入する方針という。池専務は「リーマンショック時は会社存続のため、あらゆる投資をカットしたが、震災は一過性のものであり、研究開発は攻めの局面に入っていく」と語った。