ロールスロイスが、2011年3月のジュネーブモーターショーに出品した『ファントム』ベースのEVスタディモデル、『102EX』。同車が市販に移される可能性は低くなった。
これは5日、自動車メディアの『autoevolution』が報じたもの。同メディアの取材に応じたロールスロイスのトルステン・ミュラー・エトベシュCEOは、ファントムのEVを市販しない意向を示したという。
102EXは、ファントムをベースに開発したEVスタディモデル。2基のモーターを積み、最大出力394ps、 最大トルク81.6kgmを発生する。二次電池は蓄電容量71kWhのリチウムイオンバッテリーで、0-96km/h加速8秒以下、最高速160km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを備えていた。
トルステン・ミュラー・エトベシュCEOが同メディアに語ったところによると、ロールスロイスの顧客は都市近郊在住者が多いため、走行距離が制限されるEVには関心が低いということだ。