日本自動車工業会が発表した4月の二輪車生産台数は、前年同月比20.2%減の4万3741台となり、4か月連続でマイナスとなった。
東日本大震災の影響で部品が不足し、操業率が悪化した。ただ、二輪車は部品点数が少なく、半導体使用量も少ないため、四輪車に比べて操業はほぼ平常に戻りつつある。
車種別では、原付一種が同11.8%増の7028台と2か月ぶりにプラスとなった。原付二種は同34.3%減の2984台と5か月連続マイナス。軽二輪車が同17.1%減の5388台と5か月連続マイナス、小型二輪車が同24.4%減の2万8341台と4か月連続で前年を下回った。
国内向けは出荷ベースで同10.0%増の3万4231台と好調だったものの、輸出が同31.4%減と大幅に落ち込んだ。