三井住友海上火災保険は30日、自動車保険の保険料を10月から平均1.9%値上げすると発表した。年齢条件を細分化し、事故が多くなっている50歳以上のドライバーを中心に料率を引き上げる。
従来、主に運転する人の年齢条件は21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上の4区分だったが、10月からは30歳以上を10歳刻みで細分化する。このうち50-59歳、60-69歳、70歳以上に関しては保険料率を高く設定するという。
また自動車保険全体の料率水準の見直しも行うことから、全ての契約条件で保険料が変わってくるとしている。従来と同じ契約条件でも保険料が大幅に上がるケースもでてくることから、保険期間を2-3年にすることで保険料を安く設定した商品の活用などで、負担が軽減できるよう対応するという。
一方、主に運転する人の年齢条件が50歳未満の場合は契約内容によって保険料が安くなる場合もあると三井住友海上では説明している。