20日午前1時10分ごろ、和歌山県海南市内の国道370号で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が対向車線側へ逸脱。道路右側の電柱に衝突する事故が起きた。この事故で乗用車を運転していた25歳の男性が死亡している。
和歌山県警・海南署によると、現場は海南市阪井付近で片側1車線の緩やかなカーブ。事故の約5分前、同市内の国道370号をパトロールしていたパトカーが、ふらつきながら走行する乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して100km/h近い速度まで加速し、パトカーを振り切った。
追跡を断念したパトカーがクルマの逃走方向に進んでいくと、約3km離れた地点で左カーブを曲がりきれずに逸脱し、道路右側の電柱に衝突しているクルマを発見した。
クルマは大破しており、運転していた男性は頭部を強打したことが原因で死亡した。後の調べで、同市内に在住する25歳の男性と判明している。
逃走時の状況から、警察では飲酒運転の可能性が考えられるとして、事故発生の経緯を詳しく調べている。