英国のデルタモータースポーツ社は9日、新型EVスポーツカーの『デルタE-4』を発表した。
同社は2005年、英国シルバーストンに設立された新興メーカー。サイモン・ドーソン氏とニック・カーペンター氏の両氏が中心となって、オリジナルEVスポーツカーの開発を進めてきた。
デルタE-4の最大の武器は軽さ。2ドアクーペボディには、カーボンコンポジット製シャシーが使われ、わずか85kgの重量を実現した。この重さは通常のスチール構造と比較して、3分の2以下。それでいて、欧州の衝突安全基準を満たすという。
モーターは、オックスフォード大学やオックスフォードのYASAモータースと共同開発した。2個のモーターがそれぞれ、後輪をダイレクトに駆動する。1個のモーターが最大出力120ps、最大トルク61.2kgmを引き出す。
強力なモーターの効果で、0-96km/h加速5秒以下、最高速240km/hの実力。1回の充電で、最大322kmを走行できる実用性も確保している。