タカタが発表した2011年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比83.0%増の268億1800万円と大幅増益となった。
売上高は同11.4%増の3908億7600万円と増収となった。一部で東日本大震災の影響があったものの、世界の自動車生産台数の回復に合わせてシートベルトやエアバッグなどの受注は堅調に推移した。
収益では、増収効果や原価低減、固定費削減などの合理化効果で経常利益は同72.3%増の270億0800万円だった。当期純利益は、実効税率の低下もあって同162.7%増の182億3700万円だった。
今期の業績見通しは東日本大震災による影響で算定が困難なため、公表を見送った。