通信ナビ機能を活かして「旬のドライブスポット」を探す
いよいよゴールデンウイークがスタートする。人によっては4月29日から5月8日まで10連休を取得している人もいるだろう。震災の影響もあって新幹線の予約などは例年より低調とのことで、遠出を控える自粛ムードが広がりそうだ。とはいっても、家族サービスに近場への行楽ドライブを検討している人も多いのではなかろうか。
今回は、『CAR NAVITIME WND-01K』を使って、郊外のドライブスポットまで出かけてみた。目的地を決めて、道案内させるレビューはこれまで何回かレポートしたので、CAR NAVITIME独自の機能である「おすすめ特集」を利用して目的地を探し、ドライブに出かけてきたので報告しよう。
◆絞り込み簡単なTVスポット検索
まず、メニュー>目的地で、おすすめ特集から目的地を探す。今回は、2月からスタートした「TVスポット検索」を利用した。このTVスポット検索は、キーワードやエリア、ジャンル、番組、放送日などで絞り込みが可能だ。
出発地の目黒から1時間程度の川崎市にあるスポットを検索してみる。検索に該当したスポットが複数ある場合は利用者の評価点数でソートされる、ここで麻生区にある釣り場を選ぶと、放送日や放送の内容、さらにはスポットの住所や電話番号なども表示される。
ここで目的地として設定すると、通常の目的地検索と同様に「推奨」「有料優先」「一般優先」「距離優先」の4ルートが引かれる。CAR NAVITIMEはリアルタイムの渋滞情報を考慮したルートを出してくれる。希望の優先ルートを選んで「案内開始」にタッチしてガイドスタート。
あとはナビのガイドに従って淡々とドライブするだけ。余談だがCAR NAVITIMEはこの4月にバージョンアップして、残距離の表示方法が分かりやすくなった。交差点に近づけば拡大図が表示され、ジャンクションやインターチェンジでは立体イラストが出るなど案内は正確だ。ルートの交通情報が変化すれば、それに応じてルートを積極的に変える柔軟さもCAR NAVITIMEの特徴と言える。こうした渋滞対応能力は、行楽シーズンでこそ進化を発揮しそうだ。
CAR NAVITIMEの登場から8カ月あまりが経ち、他社の新製品も続々登場しているが、販売元のナビタイムジャパンでは、ソフトウェアバージョンアップや年3回の地図更新をアナウンスしており、今後も機能進化が期待できる。大手カー用品店のオートバックスでの取扱いも4月より始まり、入手性は改善されている。通信ナビの有り難みは行楽シーズンでこそ生きるはずだ。