日本自動車工業会が発表した2010年度(2010年4月~11年3月)の自動車生産実績によると四輪車生産台数は前年度比1.5%増の899万3975台だった。輸出が好調で3年ぶりに前年度を上回ったものの、1000万台を割り込んだまま。
車種別では乗用車が同0.4%増の774万1063台と微増だった。年度前半はエコカー補助金制度による国内向けが好調だったが、後半は反動で落ち込んだ。ただ、輸出が好調で前年比を同水準をキープした。
このうち普通車は同10.8%増の458万5888台となった。小型四輪車は同15.1%減の195万6228台、軽四輪車が同5.1%減の119万8947台だった。
トラックは同7.9%増の114万6909台と順調だった。このうち普通トラックは同18.7%増の50万0936台、小型トラックが同1.2%増の22万8808台、軽貨物車が同0.7%増の41万7165台だった。
バスは同13.3%増の10万6003台だった。
2010年度の国内需要は460万1136台、同5.7%の減少となった。