ブリヂストン、タイヤのラベルも環境に配慮…CO2排出45t削減

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環境配慮素材を使用した新ラベル
  • 環境配慮素材を使用した新ラベル
  • 従来のラベル

ブリヂストンは、7月から国内市販用乗用車用、商用車用タイヤの商品ラベルを環境に配慮した新ラベルに順次切り替えると発表した。サイズを約半分に縮小してCO2排出量を削減する。

商品ラベルには、商品名・サイズ・使用上や保管上の注意事項などを記載しており、国内市販用乗用車用、商用車用タイヤの表面(トレッド部分)に貼付している。顧客が店頭でタイヤを選ぶ際の目印にしている。

これまでも販売促進用のカタログや販売店で使用する商品説明ツールなどに、環境に配慮した素材や印刷方法を採用してきたが、今回商品ラベルを見直すことで環境負荷低減を進める。

新ラベルは、環境に配慮した素材を使用するとともに、現行ラベルと比べて半分の大きさとすることで、製造・廃棄時のCO2排出量を削減する。現行ラベルを全て新ラベルに切り替えることで年間のCO2排出削減量は製造段階で約17トン、廃棄段階で最大約28トン、合計で最大約45トンに達する見込み。これはテニスコート約1100面分の森林が1年間に吸収するCO2の量に相当する。

同社は今後、環境にに配慮した新ラベルを物流・品質管理面でも活用する予定。新ラベルには2次元コードに製造時期情報が付加されており、この情報により効率的な在庫管理が可能となる。将来的には、新たな情報管理システムを構築し、製造段階から顧客がタイヤを使い終わるまで個体管理をすることで、使用状況に合わせたきめ細やかなサービスを提案する体制の確立も目指す考えだ。

《レスポンス編集部》

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