日産自動車は22日、同社の九州工場を母体とした新会社を設立すると発表した。新会社の名称は「日産自動車九州」で、代表取締役に児玉幸信(現:日産自動車九州工場長)が就任する予定。
昨年10月の検討開始の発表以降、日産自動車労働組合とも協議を重ね、検討を進めてきた結果、労働条件も含め合意に至った。
同社では、新会社の設立は日本での事業強化の取り組みの一環として実施するものとし、将来においても小型車を日本で生産継続できるグローバル競争力を持つ生産拠点をつくりあげることで、国内100万台レベルの生産を確保・継続していくとしている。
新会社「日産自動車九州」の従業員数は3760名の予定。生産品目は、『セレナ』、『ティアナ』、『ラフェスタ』、『エクストレイル』、『デュアリス』、『ムラーノ』、輸出専用の『ローグ』、『アルメーラ』。生産能力は約43万台。